3年間ほど毎週末、実家に介護のため通い、東京23区の配食サービスを利用していました。高齢の親の食生活が心配だったのと安否見守りも兼ねているサービスのため何かと安心だと思ったからです。
自治体が行っている配食サービスは住んでいる地区の役所でサービスに関しては教えてくれますし、区に申し込む形です。要介護認定を受けてケアマネージャーに手続きをしてもらうのかと勘違いしていましたが、区でやっているサービスです。
配食サービスは介護認定ではなく済んでいる自治体に申し込みます。
自治体が提携しているいくつかの配食サービスから好きなところを選ぶことになります。
どこのお弁当屋さんを選ぶかのポイントですが、まず、1食の料金です。毎日のことですから予算の範囲で決めます。1食300円台からありますが、値段相応になります。
やわらか食、ムース食になると値段が高くなります。また、フランチャイズで行っているところもありますし、もともとが仕出し弁当やである場合もあります。
とにかく、親の介護で食事の支度はかなり大変です。他の家族と同じものを食べられるなら手はかかりませんが、高齢になると食べられるものが限られてきます。
その苦労と愚痴はこちら>デイサービスに行かない親の介護で大変なのは365日の食事づくり
ここでは、私が利用していたお弁当屋さん、実際に取っていてどうだったかをまとめています。
フランチャイズの宅配弁当

※画像は配食サービスの弁当、容器は使い捨てのタイプです。
区役所から提携している配食サービス一覧をもらいました、高齢者むけのお弁当を配達している業者にはフランチャイズのところが2社ほどありました。
まず、グーグルマップで事業所の場所を調べてどのようなところかを見ました。フランチャイズの場合は、住所が小汚いアパートだったりしてちょっと不安でした。
フランチャイズのシステムがどうなっているのか気になります。配達の分だけメインの事業所から配達されるのか取りに行くのか?そして個別に配達だけ行うのか?
名前は明かしませんが、契約していたフランチャイズの弁当屋のことです。やはり介護者が味見をするのは必要だろうと思い、週末に実家に行った時に代わりに食べてみたところ…。
弁当に髪の毛が入っていました。しかも!二週続けて!
まぁ、そういうこともあるだろうとは思いますが、翌週も髪の毛が入っているのはさすがにひどいと思いました。
母に聞いたところ、そうだと言います。そんなにたびたびあるなんて、気持ち悪い。すぐに区役所に連絡をして取るのをやめました。
高齢者が食べていてそういったことに気づかない場合もあるでしょうし、苦情を言わないこともあるでしょう。何となくきちんとしていない不衛生な事業所もあるのだろうなと思いました。
そんなこともあり、その後はフランチャイズは避けることになりましたし、次からは仕出し弁当やを選びました。
自治体の配食サービスを利用する場合の注意点とポイント
- 1食の価格
- 所在地の確認
- 実際に介護者が食べてみる
仕出し弁当専門店

※画像は長く取っていた弁当、400円以下でご飯、味噌汁、デザートまでついています。
配食サービスの利用には、自治体が提携している複数の事業所から好きなところを選ぶことになりますが、試食ができるところもあるので介護者がよく見極めた方がいいと思います。
うちの場合、長く続いたのは仕出し弁当専門店でした。
調べて見ると、お花見の時の弁当や屋形船の弁当などを手掛けている弁当屋で、1食の価格も味噌汁とデザートがついて400円以下でした。
ごはん、汁物、おかずが2箱でデザートが必ずついていました。美味しいかどうかは個人差があるので何とも言えませんし、価格が価格なのでそれなりではありあmすが、見た目は合格でした。
そして、使い捨て容器でない点も良かったです。使い捨てだとゴミが増えますし、その分料金が高くなります。
このようなお弁当の配達は、1食の料金が高ければ高いほど満足度も高いと思いますが、1食安ければ300円代からありますし、高ければ700円代とかだったと思います。
どちらにしても、毎日ほぼ決まった時間に配達をしてくれることが安否確認になり、弁当を渡すことができなかった場合は、介護者に連絡がいくことになっているため遠距離介護をしているなら大変心強い味方になると思います。
もし、既に自治体の配食サービスを利用しているなら、必ず飽きるので、たびたび弁当屋を変えてあげた方がいいと思います。
そして、1日に2食は絶対に飽きるので、ネットスーパーと組み合わせるなどしてあげるのもいいと思います。高齢だけど料理をするなら生協もありで、料理キットは手軽で調理がしやすいです。
とにかく、安否確認も兼ねている自治体が用意している配食サービスはおすすめなので使ってみてはいかがでしょう?
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